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平安時代、相生市は須恵器の大生産地でした。 |
池のほとり。 |
昔はこの辺りの土は黒く、少し掘れば須恵器のかけらが出ていました。 |
ネッシー…ではありません。 |
池から見た後明富士。 |
この梅ヶ淵池を少し下った山の中に小さな文殊堂があります。 40年程前に本尊の文殊菩薩が盗難にあってからは管理もされなくなり、放置されたままです。 昔は参道があったようですが周りの土地も人手に渡り、お堂は孤立した状態となっています。 ここも鹿の出没があり、罠が仕掛けてある可能性があり危険なので近づかない方が良いです。 |
しげみの中にひっそりと建っています。![]() |
上がってみると扉も外れ、壁も無くなってしまっています。![]() |
作りは確りしており、建てられた当時は立派なお堂だったと思われます。
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うらから見たところ。屋根は崩れていますが金属製です。![]() |
文殊菩薩が安置されていた厨子。文殊堂の筆文字が見えます。![]() |
反対側には西後明と書いてあります。![]() |
厨子の裏側には『安奉 大正十四年一月二日』とあります。![]() |
この様な山の中です。周りは鹿の落し物でいっぱいです。![]() |
お堂に文殊菩薩が安置されたのは厨子に書いてあるように大正十四年の様ですが、 もっと昔からお堂があったのかもしれません。何もないところにポツンとあるので、もしかすると 須恵器の窯が近くにあった事と関係があるのかもしれません。只今、調査中です。 |